キャスト時代②ディズニーシー編
ブログ生活8日目
ランドでのキャスト体験は、まだアルバイトや仕事に慣れていなかった10代の私にとってきつかった出来事だったけれど、それを打ち消せるくらいお客さんとの会話が楽しかったと昨日書いたが、もう一つ幸せな事があった。
それは同期の仲間との友情である。同じブルーバイユーの同期の子はもちろん、配属先は違っても同じ日に入社式をした子もプライベートで遊んだりするほど仲良くなった。
同期の子たちと仕事帰りにイクスピアリに寄って、おしゃべりしながらジェラートを食べたことが今では幸せな気持ちになれる思い出の一つだ。
学生を卒業するとともにランドでのアルバイト生活も終わりを告げ、今度は地元で働き始めた。
それから2年後、私はとある事情から(いずれブログに書きます)夜間の大学に通うことにしたため地元の職場をやめた。
大学の試験を受けて合格が決まり、入学するまでに時間があったので学費を稼げるだけ稼ごうと短期のアルバイトを探した。
そこでハッと思いだしたのがディズニーのことだった。
「ああ、またディズニーで働きたいな」と思ってしまったが早いか、早速キャスト募集のホームページを見てみた。
ちょうど季節はクリスマス前でだったので、クリスマスの短期アルバイトを募集していた。
「これだ!」
クリスマスの雰囲気のディズニー!
キラキラしててクリスマスの音楽がかかっているところで働けたらどんなにいいだろう!
・・・私の悪い癖である。
とにかく雰囲気や気持ちでワッと飛びついてしまう癖がある。
そこにある現実に目を向けずに、良いことだけを自分の中で理想化して、対して深く考えることなく行動する。
本当に悪い癖である。
そんな私に姉は「思い立ったが吉日」という妙なミドルネームをつけてきたぐらいだ。
そして「今度はシーにしよう!前ランドだったから!」と実に単純明快な理由でシーで働くことを決めた。
サーフィンで例えるなら、予測もしなかったいいビックウェーブが来て「今だ!」という感じで考える間もなく波に乗った。その時の私はそんな感じだった。
ホームページを見てからわずか5分後には電話をかけて面接日を取り決めていた。
ランドではレストランだったから今度はお土産屋さんかアトラクションの希望を出した。(今のことは分からないが、当時は第2希望まで希望職種を記入できた)
それから面接をすませ、数日後合格通知と共にドキドキの配属先が決まった。
シーの「マクダックス・デパートメントストア」「スチームボートミッキー」「クリスマスゲームワゴン」と書かれてあった。
ここで少し説明すると、ディズニーの配属先は1か所の部署でいくつかの持ち場を与えられている。
ブルーバイユーにいた時も、外にあるドリンクワゴンもバイユーの人がやっていた。
今回配属された場所でいえば、メインは「マクダックス・デパートメントストア」であり、配属先は?と聞かれたらマクダックスと答える。
しかしマクダックスの対面にある「スチームボートミッキー」もマクダックスの人が働くのである。
スチームボートミッキーはマクダックスの広さの3分の1ほどだが、アクセサリーに文字を入れるサービスをやっている裏方の仕事もあるので、覚えることが多く結構大変なのだ。
さらにクリスマス時期だけ行われていたゲームワゴン(1ゲーム500円で自らが遊ぶ輪投げのようなもの。今は年中できるが、このころは限定のイベントものだった)の人員も近隣のキャストから集められるので、私の配属先もその傘下に入っていた。
とにかく今度は3つの場所で別々の仕事内容を覚えなければならないということである・・・
「お土産屋さんならのんきにできそう~」とのほほんと構えていたがとんでもなかった。
何をするにもそれぞれの難しさや大変さがあるものだと改めて痛感したマヌケな瞬間だった。
今日はここまでにします!
明日はいよいよ3つの場所で働くところから書いていきます。
今日も読んでくれてありがとうございます!