描く、描く、とにかく描く
ブログ生活62日目
描く、描く、とにかく描く。
いま私はこれしか考えていない。
去年の11月ごろから今年の2月ごろまで私は一切絵を描かなかった。
正確には描けなかった。
何も浮かんでこない、なにも生み出したくない、描きたくなかった。
「描けないのに描いてもいい絵は生み出せないだろう」
「楽しくない気持ちで絵を描いても、見てくれる人にも何も伝わらないだろう」
私はそうやって描けない理由を、描きたくない言い訳を自分にそう言い聞かせていた。
冬のせいにもした。
そしてまるで春の訪れを待っていた虫や植物のように、ちょっと描きたい気持ちが出てきたのが2月の半ばだった。
まるでリハビリのように筆を持ってただその辺に色を塗る、というところから始めた。
何も考えずにただ筆を絵の具につける。
そうやってぼちぼち描いているうちにエンジンが温まってきて、そんな時に去年出展させていただいたイココチカフェさんからポストカード展のお誘いメールをいただいた。
本当にご縁とは有り難いものです。
それから私は最初に書いたように今は「描くこと」しか頭にない。
いま目の前にいただいたご縁を精いっぱいやろう、いまできることを一所懸命やろうということだけを考えている。
将来への不安はないといったら大ウソになる。
けど、もし自分の好きなことを精いっぱいやって生きていかれないのなら、嫌いなことを苦しんでやっていかなきゃ生きていかれないのなら、そんな世界は生きたくない。
極論かもしれない大げさな意見だが、嫌なことして長生きするより、短命でも好きなことをする方がいい。
けどもう今はそんなことはいい。
ただ描く。
いろいろ考えて悩んでいる暇はないという気持ち。
自分がどれほどできるか試したい、どれほど頑張れるかやってみたい。
また描けなくなる日がくるかもしれないけど、そんな日があったから今のエネルギーがある気がする。
充電した分、今は思いっきり発散したいと思います。