三日月レモンのちょこっとエッセイ

絵や絵本を描いて暮らしています。日々の思い、感じたこと、体験したこと、過去のこと、そんな何気ないことを書き綴っていきます。

ブラックコーヒーへの憧れ

ブログ生活92日目

 

私の中で大人だな~と思える3つの食べ物は、1・ワサビ、2・ビール、3・ブラックコーヒーを飲食できることである。

なぜならば子供の時はどれも「うげー!」となって、「なんで大人はこんなにおいしくないものをよろこんで食べられるんだろう?!私が大人になっても絶対食べない!」なんて思っていたからだ。

しかし時は流れ、まずはビールが美味しくなっていった。

うげー!となるのと、美味しい!となる境界線は一体どこにあったのだろうか?

ビールなんて一生美味しいと思うわけないと思っていたのに、仕事から帰ってきて飲むビール、野球場で飲むビール、バーベキューで飲むビールは本当に格別!と思うようになっていった。

子どもの感覚がなくなった瞬間である。

大人たちが嬉しそうにごきゅごきゅ飲んでいた側の世界に自分も行ったのだと感じた。

 

一つ目の条件をクリアしたものの、5年くらい前まであとの2つは克服できないでいた。

そう、ワサビとブラックコーヒー。

お寿司も20歳すぎてもさび抜きで食べていたのだが、たまたまさび抜きじゃないものを食べたりしていたのをきっかけに、「あれ?わさび大丈夫かも」となり、30歳ごろから徐々に食べられるようになっていった。

今ではさび抜きなんて考えられないし、好きな薬味はワサビと言えるほど好きになった。

なので、私は30歳の時点で大人の条件を2つクリアしたことになる。

残りは1つ。ブラックコーヒーである。

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私は基本紅茶派だ。紅茶党と言ってもいいくらい大の紅茶好きである。

茶店に行っても紅茶を選択するし、コーヒーが専門の喫茶店やカフェでも紅茶を飲む。

カフェオレですら飲めなくて、唯一飲めるのが、コメダ珈琲さんの「ミルクコーヒー」だった。(子供でも飲めるくらい甘くて、どちらかというとコーヒー牛乳に近い。)

それくらいコーヒーを飲むことはなかった。

しかし家族の中で、また友達の中でもブラックコーヒーを飲まないのは私だけだった。

家族はみんな朝からブラックコーヒーを飲むし、友達はカフェや喫茶店に行くとみんな普通にアイスコーヒーや食後にコーヒーを飲む。

周りを見渡しても大人はみんなコーヒーを飲んでいるように見える。

サラリーマンやキャリアウーマンは、スタバのコーヒー片手に颯爽と街を歩いているイメージがあり、私の中で「ブラックコーヒー飲める人=かっこいい大人」という認識が根付いてしまっていた。

店員さんが「お砂糖ミルクはいかがなさいますか?」と聞いてきたときに、「いえ、いりません」と言ってみたい・・・。

だからって誰も「この人ブラックで飲めるんだ!すごい!」とは1ミリも思わないことは分かっているが、ただ単にちょっと言ってみたい憧れがあった。

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だからって別に無理して飲み始めたわけではないが、甘いミルクコーヒーから始まり、だんだんお砂糖抜きでカフェオレが飲めるようになった。

そうして徐々にコーヒーを飲むうちに、今では、無糖のアイスコーヒーをクリープ一つで飲めるまでになった。

朝は相変わらず紅茶を飲むが、休憩時間などにはアイスコーヒーがいいパンチになる。

スッキリするし、喉の渇きが取れるのだ。

朝のうちにアイスコーヒーを作っておき、冷蔵庫で冷やしておくとお昼頃飲み頃になるので、最近はそれが朝のルーティンとなっている。

私のブラックデビューも近いのかもしれない。

最近はどのコーヒー豆が美味しいかなとか考える楽しみも増えた。

「大人完全体まであと一歩・・・」

そんなことを胸の内でこっそり考えている35歳の夏の午後なのでありました。