仏教最強のパワースポット東寺へ行ってきた

ブログ生活105日目

先日、京都の東寺に行ってきた。

東寺？とパッとイメージが湧かない人でも、「五重塔のお寺」といえばピンと来る人も多いのではないだろうか？

東寺は正式には教王護国寺といい、796年に平安京鎮護のために建てられ、その後天皇より弘法大師空海にくだしたまわれた密教のお寺である。

1997年に世界遺産登録され、日本の仏教の原点ともいわれいる。

また日本有数のパワースポットの地としても有名で、仏教最強のパワースポットとしても書かれることが多い。

そんな情報を耳にしていたので前々から気にはなっていたものの、私の住んでいる場所から京都までは1時間弱で行けるという近距離が、逆に京都へ行くことを遠ざける理由の一つになっていた。

「近いからいつでも行ける」というのは、「いつでもいい」→「いつかでいい」→「結局行かない」につながることが私の経験上非常に多い。

少し余談になるのだが、私は5年前まで東京に20年近く住んでいたのだが、住んでいると見えないもの、行かない場所が往々にして存在する。

東京は人が多くていつ行ってもどこに行っても混んでいる…というわずらわしさも相まって東京を毛嫌いしていた。

ましてや私は生まれてから10歳までを長崎県の田舎で育っているため、自然から都会に移り住む息苦しさに慣れずに、「ああ、東京以外のところに住みたい」「東京が嫌い」と常日頃思っていた。

しかし5年前にやっと念願の東京脱出ができたはずなのに、離れてからどういうわけか東京に行きたくなるのだ。

「ここも行きたい」「あれも見たい」と、いまさら東京の魅力に気が付き、「やっぱり東京は何でも揃っていて、美術展なんかでも必ず東京が早いし、地方には回ってこないイベントもあるし、お店もたくさんあっていいなぁ」なんて、どの口が言っているんだと自分でも突っ込みたくなるぐらいコロッと東京に対する気持ちが変わったのである。

結局私は大阪に越してきてから、1年に1回は東京に行っている。

本当に不思議なものだ。

私の友達にも、30年以上東京に住んでいて、それから静かな場所を求めて田舎に越していった人がいた。

初めは田舎の静けさに癒されていたのだが、しばらくして東京に遊びに行った時「人混みがホッとした…」とつぶやいていた。

あんなに人混みも、都会の人間関係にも疲れていたはずだったのに、彼女は大勢の人の声が飛び交うカフェで「ホッとした」と言ったのだ。

私は今なら彼女の気持ちがよく分かる気がする。

・・・きっとそういうものなのだ。人間って。

話がずれてしまったが、とにかく今となっては近い場所となった京都に行く機会があまりなかったのだが、先日姉が遊びに来たのをきっかけに二人で京都観光をしに行った。

そこで私は「東寺に行きたい」と言った。

すぐにその希望は叶い、当日の朝一で東寺に行くことになった。

仏教最強のパワースポットと言われる中でも、全21体の仏像からなる立体曼荼羅は特に圧巻の空気感を放っていた。

講堂に一歩足を踏み入れた途端、空気が変わったのを肌身に感じた。

本当に大げさに言っているのではない。

荘厳、厳粛・・・なんて言葉では物足りない、良い意味で異質、重々しい、重厚感と言うべきか、そこに流れる空気そのものが違った。

これがあの世の空気なの・・・？極楽浄土の世界なの・・・？

その時私は真剣にそう思っていた。

それくらい何もかもが外の世界とは違うからだ。

正直に言うと、私は苦しくなった。

息苦しくなったのだ。

「強すぎる・・・！」そんな気持ちが無意識に飛び出して、講堂には何分ともいれなかった。

私が単に洗脳されやすく、感化されやすいからじゃない？と思った人もいるかもしれない。

しかし、スピリチュアルとかに全く無縁の姉でさえ「空気が重かったね」とボソッとつぶやいていたくらいだった。

私はそれから少し気持ち悪くなり、一通り建造物を見てから東寺を後にした。

家に帰ってからパソコンで調べていると私の症状は「気あたり」と呼ばれるものらしかった。

弱っている時に強いパワースポットの場所を訪れたり、または自分の中の未浄化なものが浄化された後や、新しいエネルギーが入ってくると、頭痛がしたり、吐き気を感じたり、疲れたりするとのことだった。

私は「強かった」というのが直感で感じたことだった。

今の私にはエネルギーが強かったのかもしれない。

それくらい東寺のパワーはすごいということを伝えたかったのだ。

浄化のパワー、強いエネルギーに満ちた東寺の立体曼荼羅。

気になった方、京都に行く予定のある方、パワーをもらいたい方には是非お勧めしたい。

今日も読んでくださりありがとうございます！