本は、文章は、言葉は希望だ。
ブログ生活122日目
言葉にできない想いと言うのがある。
何気ない会話の中でも、言葉に詰まって何も言えない、返せないという時がある。
何といったらよいか、頭の中にはいろいろな言い回し、選択肢、想定がめぐるのだが、言葉とは一つの中に多くを含んではくれない。
言葉の意味は大抵一つで、いろいろな意味を持たせようとすると今度はややこしくなったり、結局何が言いたいのかわからなくなってきたりする。
「で?結局一言で言うと何なのよ?」
なんて言われるともう嫌気というか、脱力と言うか、もう何も言いたくなくなる。
そうしてだんまりしているといつの間にか激流のような会話の流れから放り出されてしまって、1人、水溜りか、潮だまりのようなところにとどまってしまっているような気分になってくる。
私は決して文章がうまいわけでもないし、語彙力がないことも十分承知しているが、こんなへんてこな文章でも書くと楽になる。
会話は流れる川のようだが、言葉は文字にすると水溜りか潮だまりの中にいてくれて、とどまってくれる気がする。
この空間の中で踊ったり、歌ったり、映画のような世界を見せてくれたり、なんなら休ませてもくれる。
文章の良さとはそこにあるのじゃないかしらなんて生意気にも思ってみたりする。
うまく言えないとき、言葉に詰まってしまう時、それを代弁してくれるのも本の中の主人公のセリフだったり、卓越した文章表現を持つ作家の文章だ。
いくつもの本に救われ、いくつものセリフに勇気づけられ、ああ、また頑張ろうなどと思うこともある。
図書館、本屋さん、古本屋さん。
どんなに時代がハイテクになっても、なくならないでほしいもの。
本は、文章は、言葉は希望だ。
私は「希望」という言葉がすべての言葉の中で一番好きである。
最後に最も素晴らしい希望の言葉でブログを締めくくろうと思う。
「覚えているね、希望はいいものだよ。たぶん最高のものだ。いいものは決して滅びない。」(映画「ショーシャンクの空に」より)
本日も読んでいただきありがとうございました!