音楽は癒しである。
ブログ生活123日目
私は変な特技がある。
・・・特技なのか、はたまた病気なのかもしれないが、私は何もないところで聞きたいと思う音楽を意識的に聞くことができる。
「は?」と思ったかもしれない。
ちょっと説明がしにくいのだが、感覚としては、大音量で音楽を聴いた後に外に出るとまだ音楽が聞こえているようなあの感じ。
音楽に限らず、スーパーでリピートし続けるテーマソングなんかもそうだ。
「耳につく」感じ。
その感じを意識的にできるという特技だ。
もしかしたら結構いるのではないだろうか?
しかし私の場合できる時とできない時があって、リラックス時はできない。
人混みや、以前の職場などストレスの多いところではできる。
それもストレスの強弱によってもそのリアルさは異なり、ストレスが強いと本当にスピーカーから鳴っているくらいはっきり聞こえる。
以前の職場は私にとってとてもストレスフルな環境で、私は仕事中、耳鳴りと、この音楽再生現象に悩まされた。
音楽再生はむしろ好きな音楽が流れるのでいいのだが、いかんせん永遠に同じ曲がリピートされるのでそこが少しネックなのだ。
たぶんストレス環境下における一種の幻聴なのだろうと自分では思っている。
「もう辞めようか・・・」と決めかかっていた一番ストレスの多かった時期には、職場の入り口に鉄格子の牢屋が見えるようになってしまって、「これはいかん!幻覚が見えてる」と大いに焦ったものだった。
私は大学で心理学、精神医学を勉強していたので、こういう時、自分の状態を客観視できるのは勉強していてよかったと思えることの一つである。
たぶん私の防衛本能がストレスを和らげるために音楽を再生してくれたのだろうと勝手に解釈している。
そのおかげで私は何とか言われた月日まで仕事をやることができた。
音楽は私にとって手っ取り早い精神安定剤みたいなものだ。
ある時は気持ちを落ち着かせてくれ、ある時は楽しい気持ちにさせてくれ、ある時は優しい気持ちにさせてくれ、ある時は何かを思いっきり好きになりたくなるような気持ちにさせてくれる。
歌詞やメロディーに心が揺さぶられ、涙を流し、短い時間に人生を垣間見たような胸を打つ感動、一本の映画を見終わったような衝撃が音楽にはある。
音楽は癒しだ。
温もりであり、和みであり、乾いた砂漠に現れるオアシスのようである。
精神世界と最も近い場所にあるのが音楽だと思っている。
瞑想し、本来の自分を呼び覚ましてくれ、ここにいる場所を教えてくれ、包み込んでくれ、癒してくれる。
私が前の職場で病気に至らなかったのも、幻聴のように聞こえた音楽のおかげだ。
最後に音楽にまつわる素晴らしい名言で今回のブログを締めようと思う。
・音楽は、世界に魂を与え、精神に翼をあたえる。そして想像力に高揚を授け、あらゆるものに生命をさずける。(プラトン/古代ギリシャの哲学者)
・音楽はいつだって世界中の人々の心に訴える、もっとも強力な言語の一つだ。
(ジミー・ペイジ/イギリスのロック歌手)
本日も読んでいただきありがとうございました!