三日月レモンのちょこっとエッセイ

絵や絵本を描いて暮らしています。日々の思い、感じたこと、体験したこと、過去のこと、そんな何気ないことを書き綴っていきます。

これが本来の私の絵

ブログ生活131日目

 

こころのモヤモヤ期。

昨日そんな内容のブログを書いた。

物事には何事も必ずメリットとデメリットがあるもので、このモヤモヤ期は確かにしんどいし辛い時期ではあるけれど、メリットもある。

それは心が敏感になっている分、感受性も必然的に高まり、いつも以上に創造性が増すというものだ。

いつもは普通に見ていられる映画やドラマも主人公に共感して泣いたり、私の場合、絵の意欲が高まり、いつもなら「さぁ描くか~」と思うところを、このモヤモヤ期の時期は衝動的に描く・・・というか体の奥底から描かずにはいられない、そうしないとこの気持ちがおさまらない!というような、例えは悪いが一種の薬のような、トランスのような状態になってしまう。

そしてそんな気持ちで描いた絵がこれだ。

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いつもは構図やテーマや描きたいものを決めて、下書きを描いてから絵を描き始めるのだが、モヤモヤ期の時期はただもう、吐きだしたい、ぶつけたいという気持ちだけで何も考えず、何も決めず、ただ思うままに絵の具を出して筆をぶつける。

でもふと思うのだ。

これが本当の、本来の私なのではないかと。

いつもは何かしらのヴェールをかぶっていて、本当に私の内から出る絵と言うのはこれなのではないかと。

その証拠に、私はこれを描いた後とても気分が良かった。

少しこころのモヤモヤが晴れたような、スッとした気分にさえなった。

今日もまた描きたい。

何も考えずに湧いてくるような色を。

こういう文章を描くと、心のどこかで「芸術家ぶっているって思われるんじゃないだろうか?」とか「なにアートを気取っていやがるんだ」と思う自分もいる。

正直、こういう告白は自分にとってもしんどいし、なんだか卑しい感じさえしてくる。

けれども紛れもない事実なので、後々この文章を書いた自分を後悔するかもしれないけれど、ありのままを書くかと思って今日は書いた。

やたらに文章が出てくるのも、モヤモヤ期の特徴なのである。

その時の集中力は普段の日の非ではない。

まるで疲れを知らないロボットのように一気に書き、一心不乱に描けてしまう。

そう考えるとこのモヤモヤ期も悪くないのではないかしらと思えてきてしまう。

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何はともあれ今は今の状態にできることをする。

それだけである。

本日も読んでいただきありがとうございました!