三日月レモンのちょこっとエッセイ

絵や絵本を描いて暮らしています。日々の思い、感じたこと、体験したこと、過去のこと、そんな何気ないことを書き綴っていきます。

ネガティブな癒し

ブログ生活39日目

 ネガティブな癒し

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落ち込んでいる時やうまくいかない時、辛い時や苦しい時、どの扉を叩いても塞がれていてもうダメだと絶望を感じる時、私はネガティブなものの方が癒される。

「大丈夫、うまくいくよ」と言った励ましの言葉や、ポジティブな考えは余計に辛くなる。

 

私が思うにポジティブな言葉が効果的なのは、自分もポジティブな時だと思う。

またやる気や元気があったり、やり直せる力があるから、「よし!頑張ろう!」となれる。

 

だけど何もかも燃え尽きた後、失った後、八方塞がりで生きるパワーがなくなっている時にはネガティブなものが癒しになる。

一緒に落ち込んでくれる…一緒に泣いてくれる…という感じで、マイナスな時にマイナスなものは落ち着きをあたえてくれる。

 

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少し辛い話になるのだが、昔、お子さんを交通事故で無くしたある母親の手記を読んだことがある。

絶望のどん底にいたそのお母さんは、友人や家族から「あなただけでも無事でよかった」とか「今度生まれてくる赤ちゃんはあの子達の生まれ変わりよ」とか、いろんな励ましの言葉をかけてもらったけど、イライラするばかりだったという。

そのお母さんは「とにかく一緒に泣いてくれる人が欲しかった」と書いてあった。

辛い気持ち、絶望する気持ち、どうにもならない気持ちを一緒に泣いて欲しかった…と。

周りはなんとか励まそうと元気付けるが、生きる力を失っている時には全くの逆効果だった。

そのお母さんは、もし今後そういう人がいたら、自分は一緒に泣ける人になりたいと最後に綴ってあった。

 

私はこの記事を読んで「ああ、本当にそうだな」と思った。

励ましやアドバイスは自分のための言葉。

落ち込んでいる当人を見たくない、元気になってほしいという自分のエゴなんだなと気付かされた。

 

だから今まさにそういう時期の人は、無理に自分を奮い起こそうとか、自分をダメ人間とか思わずにネガティブなものに癒されてほしい。

 

私はハッピーエンドではない映画を見たり、普段は絶対見ないけどホラーを見たり、暗いテーマのドラマを見たり、死んでしまうような小説を読んだりする。

元気のいい時は気が滅入ってしまうようなことも、自分が気が滅入っている時は何故だか癒されてしまう。

 

ただ一つ大切なことは「焦らない」こと。

周りが追い立てるように励ましてきても、無責任な言葉で元気付けてきても、自分のペースで生きること。

私はそれがなによりも大切な気がする。

自分が落ち込んでいる時、頑張る力がない時、雨の日が落ち着きを与えてくれるのならば、物事は一面だけではないと知ることができる。

ポジティブにはポジティブの良さ、ネガティブにはネガティブの良さがあるのだから、全ての人にも、どんな人にもそれは同じように当てはまるのではないだろうか?

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