三日月レモンのちょこっとエッセイ

絵や絵本を描いて暮らしています。日々の思い、感じたこと、体験したこと、過去のこと、そんな何気ないことを書き綴っていきます。

無数の手に呼ばれて※心霊話・閲覧注意

ブログ生活44日目

 

私は毎日のほど夢を見ていて、しかもその内容を鮮明に覚えている。

その中でたったひとつだけ、未だにリアルなのか夢なのかわからないくらい怖かった体験をしたので、今日はそれを書こうと思う。

 

※この先心霊を連想させる画像と少し怖い話を書いています。

怖い画像や話が苦手!って方は閲覧注意です。

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あれは専門学校に通っていた18,9歳の時の話。

学校から帰ってきて、夕方くらいに少し家で昼寝をしていた。

18時頃になり、携帯の着信音に気が付き、「そろそろ起きるか」と目を開けると、部屋の押し入れのふすまが、森になっていた。

 「は?森?」

と途端に胡散臭く感じた人もいるだろうが、本当なのだ。

押入れが一つの大きなスクリーンのようになっていて、そのスクリーンには森が映し出されていた…と言ったらお分かりいただけるだろうか?

しかもその映像は奥行のある3D映像で、森の奥には道が続いていた。

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それがなんだかきれいで、私は「あ、行かなきゃ」と直感的にそう感じた。

 

そして起きようと体を起こしたのだが、体が動かない。

「え?なにこれ?!」

と思い、何とか力を入れて起きようとするのだけど、完全に私の両腕を誰かに抑えつけられている感覚がした。

そして目線だけを動かして自分の両腕を見ると、腕から手だけの何かが私の両腕を抑えつけていたのが見えた。

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私は直感的に女の人だと思った。

押さえつけられている手指が細かったからだ。

体を起こせないので、視線だけを再び森になっているふすまのほうに向けると、森から何百というような無数の手が現れて、おいで…おいで…と呼ぶように手招きをしている。

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 今考えるとありえない光景だし、思い出すとめちゃめちゃ怖いのだが、その時はふしぎと怖さはなく、ただ「行かなきゃ…」と気持ちしかなかった。

 しかし何度起き上がろうとしても、私の両手を女の手が抑えつける。

ものすごい力だった。

 

すると突然、森も、無数の手も、抑えつけていた手もパッと消えて、急に楽になった。

体が楽になったので、そのまま起き上がってふすまを確認したけど、ただのいつものふすまがあるだけだった。

 

後日、この話を友人にすると、

「きっとそれ行ったらいけないとこだったんだよ!守護霊みたいな人が守ってくれたんじゃない?」と言われた。

「まっさか~…」と思った。

私は霊だの、心霊現象を一切信じていない。(本当は怖い…)

脳が見せる幻想か、見間違いだろうと思っている。(そう思うように努めている)

この出来事も、寝ぼけていたんだろうということにした。(怖いから)

結局これが何だったのか分からないが、私が体験した少し…怖い出来事だ。